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gdgd感増量ー。
+ + +
(ここからストーリーネタバレ)
+ + +
「お守りだ」
先頭に立って戦うホープに、ライトニングは誕生日にもらったのだという折りたたみ式のナイフを渡しました。
そのナイフにホープは、休憩の度に忙しなく触れています。
「何を焦ってる。いや、何に苛立っている?」
スノウか。
図星を突かれ、ホープは黙り込んでしまいました。
「あいつと何があった」
「……ライトさんに言ったって」
言い淀むホープの前に、ライトニングは膝を突きます。
「私はお前のバックアップだ」
真摯な言葉に、ホープは、口を開きました。
「母さんが、死んだんです」
経緯を知ったライトニング。
ホープは、スノウたちのグループの名はどうしてノラなのか、と尋ねます。
「直球過ぎて笑えるぞ。ノラは野良猫。警備兵の犬とは違い、気ままに生きる、だとさ」
「……最低ですね」
吐き捨てるホープ。
そうして進む二人の前に、森の野獣に襲われたのでしょうか、警備兵たちの倒れ伏す姿が見えました。
まだ助かるかも知れない。駆け寄ろうとするホープを、しかしライトニングは制しました。
「甘えは捨てろ。迷えばやられる」
「でも」
見捨てるなんて。
躊躇うホープを、ライトニングは諭します。
「これは作戦だと思え。最優先の目標だけ決めて、後は迷うな。心は止めて、体で動け」
「作戦だと思えば、迷わないんですね」
訊いたホープに、ライトニングは頷きました。
「ノラ作戦。そう思うことにします」
「ノラ?」
「母さんの名前です」
ライトニングは息を呑みました。
「復讐か」
スノウに復讐しても母親は戻らない。分かってはいても、どうにもやりきれない。
ナイフを手に、ホープは歩き出します。その背に、ライトニングは言いました。
「殺したのはスノウじゃない。聖府だ」
「だったら聖府とも戦いますよ。ライトさんと一緒に、生き延びて」
揺らぐ様子のないホープの決意。
ライトニングは、ホープの心の闇の深さに気付いたのでした。
+ + +
第12日、臨海都市ボーダム。
「ルシになったから結婚だと? 話が全く繋がってない」
誕生祝いの席で、妹セラがルシになったこと、そしてスノウと結婚するつもりであることを告げられたライトニングは、呆れたように声を上げました。
「大体お前が本当に下界のルシなのだとしたら、お前を始末するのが私の仕事だ」
妹がルシになったなどと、ライトニングは信じられません。
スノウと結婚するための悪い冗談だとでも思ったのでしょうか、そう言ったライトニングの言葉に衝撃を受けて、セラは泣きながら飛び出していきました。
「どうして信じてやらないんだよ!」
ライトニングはスノウの言葉にも耳を貸しません。
「……セラは、俺が守る!」
業を煮やして、スノウはセラの後を追いました。
一人家に残り、散々な結果に終わった誕生祝いの後片付けをするライトニング。
食卓の上の包み、自分に贈られたプレゼントに気付き、開封します。中身は、折りたたみ式のナイフ。
「どういうセンスだ」
呟いたその時、ニュースが流れました。
『……ボーダム異跡で下界のファルシを確認。ボーダム地域は無制限に封鎖……』
妹の話が真実であったことを、ライトニングは悟るのでした。
ルシであることが知られてしまったのでしょうか、聖府軍に追われるセラ。
その手を引いて、スノウはエアバイクに飛び乗ります。聖府軍を蹴散らし海上へと逃げますが、追っ手が迫ってきます。そして、エアバイクは被弾。上空から墜落する前に、スノウはエアバイクを海上の異跡に寄せました。
「飛べ!」
異跡の外壁、僅かな足場を見つけてスノウはセラに言います。頷いて、飛び移るセラ。
「スノウ!」
セラが手を伸ばします。
と。
「──!」
セラの背後、異跡の窓のような部分から触手のような物が伸びて、セラを捕らえました。
慌てて手を伸ばすスノウ。同じく手を伸ばしていたセラの手と、指先が触れそうになったその瞬間、セラは異跡に呑み込まれ、窓のようだったその部分もまるで鎧戸が閉まるように覆われてしまいました。
「セラ!」
叫んだその瞬間。
異跡から弾かれ、スノウはエアバイクごと落ちていきました。
+ + +
聖府警備軍リンドブルム。
「ルシ狩り作戦開始だ」
例のルシの刻印のある聖府軍の女性がスノウに告げました。
「狩れば終わるってのかよ!」
「熱くなるな」
激昂したスノウを、女性は軽くいなします。
「……セラ。俺、間違ってないよな?」
その手には、セラがクリスタル化した時手に入れた、青い涙型の結晶がありました。
「ごめん、義姉さん……」
+ + +
一言言わせて下さい。
あの服装でキッチンに立つライトニングの姿は非常にシュールでした。
そしてそして。
ヤンデレktkr!
この文章じゃ分からないと思いますが、結構病んでますよホープ。私、男のヤンデレは好きなのでこの展開はどんと来い。
スノウとの和解、割と穏やかな感じになるかな、と思ってましたが、ここまで病んでるならちょっと分からなくなってきたぞ。wktk!
今回はスノウ×セラなイベントが多かったかな。
ストーリー的に山場なイベントも。
こういうわけでセラが異跡にいて、ライトニングとスノウがそれぞれ助けに向かうわけね、と。
情報がじわじわ集まって、後から全体が見えてくるこの作りは面白い。
(ここからストーリーネタバレ)
+ + +
「お守りだ」
先頭に立って戦うホープに、ライトニングは誕生日にもらったのだという折りたたみ式のナイフを渡しました。
そのナイフにホープは、休憩の度に忙しなく触れています。
「何を焦ってる。いや、何に苛立っている?」
スノウか。
図星を突かれ、ホープは黙り込んでしまいました。
「あいつと何があった」
「……ライトさんに言ったって」
言い淀むホープの前に、ライトニングは膝を突きます。
「私はお前のバックアップだ」
真摯な言葉に、ホープは、口を開きました。
「母さんが、死んだんです」
経緯を知ったライトニング。
ホープは、スノウたちのグループの名はどうしてノラなのか、と尋ねます。
「直球過ぎて笑えるぞ。ノラは野良猫。警備兵の犬とは違い、気ままに生きる、だとさ」
「……最低ですね」
吐き捨てるホープ。
そうして進む二人の前に、森の野獣に襲われたのでしょうか、警備兵たちの倒れ伏す姿が見えました。
まだ助かるかも知れない。駆け寄ろうとするホープを、しかしライトニングは制しました。
「甘えは捨てろ。迷えばやられる」
「でも」
見捨てるなんて。
躊躇うホープを、ライトニングは諭します。
「これは作戦だと思え。最優先の目標だけ決めて、後は迷うな。心は止めて、体で動け」
「作戦だと思えば、迷わないんですね」
訊いたホープに、ライトニングは頷きました。
「ノラ作戦。そう思うことにします」
「ノラ?」
「母さんの名前です」
ライトニングは息を呑みました。
「復讐か」
スノウに復讐しても母親は戻らない。分かってはいても、どうにもやりきれない。
ナイフを手に、ホープは歩き出します。その背に、ライトニングは言いました。
「殺したのはスノウじゃない。聖府だ」
「だったら聖府とも戦いますよ。ライトさんと一緒に、生き延びて」
揺らぐ様子のないホープの決意。
ライトニングは、ホープの心の闇の深さに気付いたのでした。
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第12日、臨海都市ボーダム。
「ルシになったから結婚だと? 話が全く繋がってない」
誕生祝いの席で、妹セラがルシになったこと、そしてスノウと結婚するつもりであることを告げられたライトニングは、呆れたように声を上げました。
「大体お前が本当に下界のルシなのだとしたら、お前を始末するのが私の仕事だ」
妹がルシになったなどと、ライトニングは信じられません。
スノウと結婚するための悪い冗談だとでも思ったのでしょうか、そう言ったライトニングの言葉に衝撃を受けて、セラは泣きながら飛び出していきました。
「どうして信じてやらないんだよ!」
ライトニングはスノウの言葉にも耳を貸しません。
「……セラは、俺が守る!」
業を煮やして、スノウはセラの後を追いました。
一人家に残り、散々な結果に終わった誕生祝いの後片付けをするライトニング。
食卓の上の包み、自分に贈られたプレゼントに気付き、開封します。中身は、折りたたみ式のナイフ。
「どういうセンスだ」
呟いたその時、ニュースが流れました。
『……ボーダム異跡で下界のファルシを確認。ボーダム地域は無制限に封鎖……』
妹の話が真実であったことを、ライトニングは悟るのでした。
ルシであることが知られてしまったのでしょうか、聖府軍に追われるセラ。
その手を引いて、スノウはエアバイクに飛び乗ります。聖府軍を蹴散らし海上へと逃げますが、追っ手が迫ってきます。そして、エアバイクは被弾。上空から墜落する前に、スノウはエアバイクを海上の異跡に寄せました。
「飛べ!」
異跡の外壁、僅かな足場を見つけてスノウはセラに言います。頷いて、飛び移るセラ。
「スノウ!」
セラが手を伸ばします。
と。
「──!」
セラの背後、異跡の窓のような部分から触手のような物が伸びて、セラを捕らえました。
慌てて手を伸ばすスノウ。同じく手を伸ばしていたセラの手と、指先が触れそうになったその瞬間、セラは異跡に呑み込まれ、窓のようだったその部分もまるで鎧戸が閉まるように覆われてしまいました。
「セラ!」
叫んだその瞬間。
異跡から弾かれ、スノウはエアバイクごと落ちていきました。
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聖府警備軍リンドブルム。
「ルシ狩り作戦開始だ」
例のルシの刻印のある聖府軍の女性がスノウに告げました。
「狩れば終わるってのかよ!」
「熱くなるな」
激昂したスノウを、女性は軽くいなします。
「……セラ。俺、間違ってないよな?」
その手には、セラがクリスタル化した時手に入れた、青い涙型の結晶がありました。
「ごめん、義姉さん……」
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一言言わせて下さい。
あの服装でキッチンに立つライトニングの姿は非常にシュールでした。
そしてそして。
ヤンデレktkr!
この文章じゃ分からないと思いますが、結構病んでますよホープ。私、男のヤンデレは好きなのでこの展開はどんと来い。
スノウとの和解、割と穏やかな感じになるかな、と思ってましたが、ここまで病んでるならちょっと分からなくなってきたぞ。wktk!
今回はスノウ×セラなイベントが多かったかな。
ストーリー的に山場なイベントも。
こういうわけでセラが異跡にいて、ライトニングとスノウがそれぞれ助けに向かうわけね、と。
情報がじわじわ集まって、後から全体が見えてくるこの作りは面白い。
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