×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【流血女神伝・喪の女王/須賀しのぶ著・集英社コバルト文庫】
全8巻読了ー。
全8巻読了ー。
+ + +
読み終わりました。
んんん。
なんと言えばよいのだろう。
とりあえずサルベーンから語ります。(主人公は!)
+ + +
目を抉られるだの腕が落ちるだの、そういう取り返しの付かない系の何かが非常に嫌みたいです私。
ただ単に剣が一閃したとか血の気が失せているとか、その程度の描写で、うぅ、と思う。
今までカリエがどんな目に遭ってもさほど心配しませんでしたが、後でどうとでもなる、というのが大きかったらしい。
そんなわけで、取り返しの付かないことになってしまったサルベーンですが。(やはりろくな目に遭わなかったなこの男。)
私、基本的にネタバレは避けたい人間なのですが、サルベーンに限っては、「ちょっとこの後どうなった!」とぱらぱら探してしまいましたよ。
ラクリゼに死んでると断定されかけてちょっと笑いましたよ。
最終的な落ち着き方としては、まぁ納得かな。
サルベーン単体として考えれば、これが最良かつ妥当な結末だと思う。
んだけど。
エドも言ってるけど、何でラクリゼに会いに行かないのさー!
尤もらしい理由は書かれてますが、今の姿を晒したくないからなんていう俗っぽい理由だったらちょっと可愛いと思う。
でも、ラクリゼがちょっとそんなことを思っていたけれども、お互い老いてからでも。
会って、話して、その時にはわだかまりが解けてなくなっていればいいな、と思いました。
+ + +
グラーシカ。
最初から最後まで、清々しい人でした。
彼女には不幸になって欲しくない、願わくば幸せになって欲しい、と思っていたのですけれども、その点から行くと勿論不満ではあるのですが、でも、よかったと思える結末でした。
グラーシカの首に触れたドーンの「おれのものだ」、それに返したグラーシカの「そなたの首も私にくれ」のちっとも色っぽくない会話、今まで公人としての義務に生きてきた二人が初めて伴侶としてのお互いに執着を見せたシーンで、何だか微笑ましく思いながらも泣けてきた。
+ + +
ドーン。
彼は、あれで退場でもおかしくない人なのですが。
それで終わらなかったのがものすごく嬉しい。
ドーンやグラーシカは、裏がないというか、これっぽちも悪どいこと考えてない人たちで、だから報われて欲しい人たちだったので。
少なくとも後味の悪い終わり方ではなくて本当によかった。
+ + +
ネフィシカ&サラ。
彼女たちは喪の女王前半ではかなり怖い女性だったのですが、物語が進むにつれいい方向に動くんじゃないだろうか、いいところに収まるんじゃないだろうか、とちょっと期待しつつも……
サラはさておき、ネフィシカはあれでいいのか? 色々不明じゃないですか? ザカリア女神が応えたんですか? それにしてはグラーシカ……それはドーンの方との兼ね合いか?
相反する願いにはどう対応するんだとちょっと思った。
この結末から鑑みるに対価優先か。
+ + +
えーと。
主だったキャラに関しては、どのキャラが好きな人でもそれなりに納得のいく結末だったのではないかと思いました。
誰が主人公でもおかしくないよね、みたいな。
バルアンはさておき。
最終章までに一気に十年以上が経過してしまい、バルアンの思惑ひいてはエティカヤの動き、それとフィンルやアフレイム、セーディラ周りが曖昧なのに物足りなさを覚えますが、子世代編が書かれるとのことなのでそっちに期待。
天気晴朗なれど波高しも読みましたが、シリーズ半ばで出されたこの本に喪の女王8の経緯が既に書かれていて、だからこの展開は作者ご本人も書かれてましたがシリーズ開始時からがっちり決まってたのでしょうけども、カリエの物語だったのは砂の覇王まで、甘く見ても暗き神の鎖までで、喪の女王はルトヴィアもしくはテナリシカの物語だったな、と。
そう思えばあの結末はあれでいいのだろうけども、カリエを主人公とする流血女神伝シリーズの最終章であるならば、やはりカリエ視点で読みたかった、という思いもなきにしもあらず。
+ + +
やー、あの、ちょっとテンション低い感想ですけれども、もうあまりにも物語がものすごすぎて。
面白かったです。
これだけ波瀾万丈で、でもどこを見ても後味すっきり、なお話ってなかなかないのではないだろうか。
いい物読みました。
九月のアンゲルゼ三巻発売までの繋ぎの筈だったのに、あと二ヶ月どうしよう!
(最終巻の感想なのにカリエに触れなかったよ!)
+ + +
番外編天気晴朗なれど波高し。
推理小説の様相を呈しましたが、犯人はセオリー通りでしたね(笑)ここで意外性を要求するのは酷か。そういうお話じゃないしね。
オロキ鳥の衣装。
普通に読み進めていけば、怪しげなダンスを踊るとか衣装がどうたらとか情報が小出しにされてたので衝撃も少なかったかもですけど、私、先に挿絵見たので吹きましたよ。
これ少女小説でやっていいの?
すごいよ作者さん!(笑)
そういえばセーディラ。
栗色の髪に褐色の肌だそうで、真っ茶色ですね。
それでいて美少女だし、挿絵画家さんの手腕が問われるな。
子世代編と言えば、上に書いたけどサルベーンとラクリゼのその後は書かれないかなー。
唯一、本当にこれだけが、心残りなのです。
読み終わりました。
んんん。
なんと言えばよいのだろう。
とりあえずサルベーンから語ります。(主人公は!)
+ + +
目を抉られるだの腕が落ちるだの、そういう取り返しの付かない系の何かが非常に嫌みたいです私。
ただ単に剣が一閃したとか血の気が失せているとか、その程度の描写で、うぅ、と思う。
今までカリエがどんな目に遭ってもさほど心配しませんでしたが、後でどうとでもなる、というのが大きかったらしい。
そんなわけで、取り返しの付かないことになってしまったサルベーンですが。(やはりろくな目に遭わなかったなこの男。)
私、基本的にネタバレは避けたい人間なのですが、サルベーンに限っては、「ちょっとこの後どうなった!」とぱらぱら探してしまいましたよ。
ラクリゼに死んでると断定されかけてちょっと笑いましたよ。
最終的な落ち着き方としては、まぁ納得かな。
サルベーン単体として考えれば、これが最良かつ妥当な結末だと思う。
んだけど。
エドも言ってるけど、何でラクリゼに会いに行かないのさー!
尤もらしい理由は書かれてますが、今の姿を晒したくないからなんていう俗っぽい理由だったらちょっと可愛いと思う。
でも、ラクリゼがちょっとそんなことを思っていたけれども、お互い老いてからでも。
会って、話して、その時にはわだかまりが解けてなくなっていればいいな、と思いました。
+ + +
グラーシカ。
最初から最後まで、清々しい人でした。
彼女には不幸になって欲しくない、願わくば幸せになって欲しい、と思っていたのですけれども、その点から行くと勿論不満ではあるのですが、でも、よかったと思える結末でした。
グラーシカの首に触れたドーンの「おれのものだ」、それに返したグラーシカの「そなたの首も私にくれ」のちっとも色っぽくない会話、今まで公人としての義務に生きてきた二人が初めて伴侶としてのお互いに執着を見せたシーンで、何だか微笑ましく思いながらも泣けてきた。
+ + +
ドーン。
彼は、あれで退場でもおかしくない人なのですが。
それで終わらなかったのがものすごく嬉しい。
ドーンやグラーシカは、裏がないというか、これっぽちも悪どいこと考えてない人たちで、だから報われて欲しい人たちだったので。
少なくとも後味の悪い終わり方ではなくて本当によかった。
+ + +
ネフィシカ&サラ。
彼女たちは喪の女王前半ではかなり怖い女性だったのですが、物語が進むにつれいい方向に動くんじゃないだろうか、いいところに収まるんじゃないだろうか、とちょっと期待しつつも……
サラはさておき、ネフィシカはあれでいいのか? 色々不明じゃないですか? ザカリア女神が応えたんですか? それにしてはグラーシカ……それはドーンの方との兼ね合いか?
相反する願いにはどう対応するんだとちょっと思った。
この結末から鑑みるに対価優先か。
+ + +
えーと。
主だったキャラに関しては、どのキャラが好きな人でもそれなりに納得のいく結末だったのではないかと思いました。
誰が主人公でもおかしくないよね、みたいな。
バルアンはさておき。
最終章までに一気に十年以上が経過してしまい、バルアンの思惑ひいてはエティカヤの動き、それとフィンルやアフレイム、セーディラ周りが曖昧なのに物足りなさを覚えますが、子世代編が書かれるとのことなのでそっちに期待。
天気晴朗なれど波高しも読みましたが、シリーズ半ばで出されたこの本に喪の女王8の経緯が既に書かれていて、だからこの展開は作者ご本人も書かれてましたがシリーズ開始時からがっちり決まってたのでしょうけども、カリエの物語だったのは砂の覇王まで、甘く見ても暗き神の鎖までで、喪の女王はルトヴィアもしくはテナリシカの物語だったな、と。
そう思えばあの結末はあれでいいのだろうけども、カリエを主人公とする流血女神伝シリーズの最終章であるならば、やはりカリエ視点で読みたかった、という思いもなきにしもあらず。
+ + +
やー、あの、ちょっとテンション低い感想ですけれども、もうあまりにも物語がものすごすぎて。
面白かったです。
これだけ波瀾万丈で、でもどこを見ても後味すっきり、なお話ってなかなかないのではないだろうか。
いい物読みました。
九月のアンゲルゼ三巻発売までの繋ぎの筈だったのに、あと二ヶ月どうしよう!
(最終巻の感想なのにカリエに触れなかったよ!)
+ + +
番外編天気晴朗なれど波高し。
推理小説の様相を呈しましたが、犯人はセオリー通りでしたね(笑)ここで意外性を要求するのは酷か。そういうお話じゃないしね。
オロキ鳥の衣装。
普通に読み進めていけば、怪しげなダンスを踊るとか衣装がどうたらとか情報が小出しにされてたので衝撃も少なかったかもですけど、私、先に挿絵見たので吹きましたよ。
これ少女小説でやっていいの?
すごいよ作者さん!(笑)
そういえばセーディラ。
栗色の髪に褐色の肌だそうで、真っ茶色ですね。
それでいて美少女だし、挿絵画家さんの手腕が問われるな。
子世代編と言えば、上に書いたけどサルベーンとラクリゼのその後は書かれないかなー。
唯一、本当にこれだけが、心残りなのです。
PR