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【流血女神伝・女神の花嫁/須賀しのぶ著・集英社コバルト文庫】
このシリーズはストレスなく読めると思ってたのですが、もしかして一気読みしてるからだろうか。
リアルタイムで読んでたら、すごくヤキモキすると思った。
このシリーズはストレスなく読めると思ってたのですが、もしかして一気読みしてるからだろうか。
リアルタイムで読んでたら、すごくヤキモキすると思った。
+ + +
正直に申し上げて、前編表紙絵の子どもはサルベーンだと思ってました。
彼は黒い瞳じゃないか。
ラクリゼはそういう生い立ちだったのですね。ははぁ……
「帝国の娘」でサルベーンがカリエのことを「君の花嫁」と言ってましたが、あれは何て言うか嫌味?ですか?
今本が手元にないので確認できないので会話の内容も忘れてるのでどういうニュアンスの台詞だったのか分からないー。
+ + +
うぅんと。
小説を読む上での個人的な興味は主にキャラの絡みで。
このザカール編ではサルベーン×ラクリゼなわけで。
二人が出会って仲良くなり始めた辺りを読んでて、「砂の覇王」でラクリゼが女神に捧げたと言っていた子ども、それがサルベーンとの子どもだったら萌えるなぁ!とか思ったわけです。
旅が始まって、甘酸っぱいシーンがあったりなんかして、ニヤニヤしたわけです。
アデルカが出てきた辺りでは、あれ、もしかしてラクリゼはここでこのまま平穏な生活を手に入れて、アデルカの子どもを身籠もったりするの??とわくわくもしたわけです。
でも。
ううう、ヘヴィだよー。
萌えとかそういう次元で話をしちゃいけない気がしましたこのお話は。
+ + +
自分が女であるからか、それともそういう風に書かれたお話だからか、まぁ両方でしょうが、ラクリゼに感情移入します。
彼女の気持ちも行動にも納得がいくだけに、サルベーンが何て言うんだろう、歯痒いというか……
男の人のあぁいったプライドとか、戦ってなんぼ、みたいな考え方は私はどうも理解できないので(事なかれ主義)、もうちょっとラクリゼに寄り添ってあげてよと思わなくもないんですが、でもサルベーンの場合彼の生い立ちも生い立ちだしなぁ……分からなくもないんだそれも。
二人のすれ違い方がリアルで、見ていてどうにもやるせない。
「一人で綺麗なまま」のラクリゼと、邪悪に落ちたサルベーン。
終盤に向かうにつれ、サルベーン黒っ、真っ黒!という気持ちが盛り上がります。
なのに。
あの終わり方は、反則だ……
+ + +
サルベーンとカザリナの会話のところは、ちょっと好きです。
雰囲気的にでなく、構成的に。
カリエ編に絡んだ台詞がてんこもりで。
「帝国の娘」で、サルベーンはどんな気持ちで飾り房を差し出したんだろうとか。
「すてきなものが逃げていってしまう」はカリエも言ってましたが、サルベーン、あの時相手がカリエだと認識してたんだろうか? 後付けでそう確認しただけ? 後者っぽいか。
そういえばこのお話を読むと、このシーンの彼についても納得。
てか何でこの人僧侶?になったの。ラクリゼの立ち位置はこのお話で分かったけど、サルベーンの最終目的って、まだ明らかになってない、よね? なってる?
サルベーンラスボス、なオチもありそうで嫌だな。セフィロスという前例もあるしな。でもそこまでの大物ではないという気もしなくもない……うぅん。
何だろうサルベーンに肩入れしたいんだろうか私。
あの人当たりの良さがどうにも肌に合わなかったんですが、このお話読んで印象が180°変わったもんな。
どれだけダメな人間が好きなんだ。
+ + +
アデルカと女神の契約。
キツイ出来事ばかりのこのお話にしては、ちょっと甘いなぁと思った。
アデルカ、こう申し上げるのは何ですが、死んだ方がマシ、な状況なような気もするので。
あるいは、放っておいても遠からず死ぬだろう、と。
生き延びても苦しいだけだろうあの状況なら、愛した女性のために死ぬって、そう悪いことでもないんじゃないのかなぁ。実際、彼はそう思ってる。
彼に関しては、幸せになって欲しい部類の人だったので、でもこういうお話ではそういう人ほど死んでしまうわけで、そういう意味から言えばこの甘さはある意味救いなのだろうかとも思ったり。
しかし女神、まぁ、世界の全てを生み出したのは女神だそうですので当然なのかもですが、タイアスがルトヴィア、オルがエティカヤしか守護してないっぽいのに比べて守備範囲が広いというか何というか。
アデルカ辺りがちょっとお祈りしただけで姿を見せてあげるって、やっぱり甘いんじゃないですか? 救いの対象がラクリゼだから?
なんていうか、ミュカの件もあり、サルベーンが可哀想……ってか、サルベーンがひどいことになるっていうのはそういうことですか!
+ + +
大河ドラマな雰囲気が漂って参りました。
サルベーンがバルフレア、というのに何かものすごく納得した。明らかな共通点ってないんですけどね。女たらしなとこ以外。愛して欲しい対象に愛されないってのはあるか。
それはさておいて、この作者の小説の読者さんが、他の作品を読んでもついこの話の面影を探してしまう、という気持ちが何となく分かるような気がした。だって本当にすごいもん。
アンゲルゼも面白いと思ったけど、さて、ここまで深みが出るだろうか。この作者さんの作品はこの二つしか知らないので、期待していいのかどうか量りかねる。期待していいのだったら本当にすごい作者さんだと思う。
次はカリエ編に戻るのかな。
何かまたザカールのお話らしいんですが。
てことは攫われるのか。
また拉致か。
まだまだヘヴィな展開が待ち受けていそうでドキドキです。
+ + +
ところで、このお話から逆算してみて思ったんですが。
カリエ編の二人って、もしかしてもう不惑なお歳ですか?
や、確かに、親子ほどの年齢差があるとか何とか聞いた覚えはあるのだけど、えー、ちょ、挿絵若すぎだろ!
正直に申し上げて、前編表紙絵の子どもはサルベーンだと思ってました。
彼は黒い瞳じゃないか。
ラクリゼはそういう生い立ちだったのですね。ははぁ……
「帝国の娘」でサルベーンがカリエのことを「君の花嫁」と言ってましたが、あれは何て言うか嫌味?ですか?
今本が手元にないので確認できないので会話の内容も忘れてるのでどういうニュアンスの台詞だったのか分からないー。
+ + +
うぅんと。
小説を読む上での個人的な興味は主にキャラの絡みで。
このザカール編ではサルベーン×ラクリゼなわけで。
二人が出会って仲良くなり始めた辺りを読んでて、「砂の覇王」でラクリゼが女神に捧げたと言っていた子ども、それがサルベーンとの子どもだったら萌えるなぁ!とか思ったわけです。
旅が始まって、甘酸っぱいシーンがあったりなんかして、ニヤニヤしたわけです。
アデルカが出てきた辺りでは、あれ、もしかしてラクリゼはここでこのまま平穏な生活を手に入れて、アデルカの子どもを身籠もったりするの??とわくわくもしたわけです。
でも。
ううう、ヘヴィだよー。
萌えとかそういう次元で話をしちゃいけない気がしましたこのお話は。
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自分が女であるからか、それともそういう風に書かれたお話だからか、まぁ両方でしょうが、ラクリゼに感情移入します。
彼女の気持ちも行動にも納得がいくだけに、サルベーンが何て言うんだろう、歯痒いというか……
男の人のあぁいったプライドとか、戦ってなんぼ、みたいな考え方は私はどうも理解できないので(事なかれ主義)、もうちょっとラクリゼに寄り添ってあげてよと思わなくもないんですが、でもサルベーンの場合彼の生い立ちも生い立ちだしなぁ……分からなくもないんだそれも。
二人のすれ違い方がリアルで、見ていてどうにもやるせない。
「一人で綺麗なまま」のラクリゼと、邪悪に落ちたサルベーン。
終盤に向かうにつれ、サルベーン黒っ、真っ黒!という気持ちが盛り上がります。
なのに。
あの終わり方は、反則だ……
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サルベーンとカザリナの会話のところは、ちょっと好きです。
雰囲気的にでなく、構成的に。
カリエ編に絡んだ台詞がてんこもりで。
「帝国の娘」で、サルベーンはどんな気持ちで飾り房を差し出したんだろうとか。
「すてきなものが逃げていってしまう」はカリエも言ってましたが、サルベーン、あの時相手がカリエだと認識してたんだろうか? 後付けでそう確認しただけ? 後者っぽいか。
そういえばこのお話を読むと、このシーンの彼についても納得。
てか何でこの人僧侶?になったの。ラクリゼの立ち位置はこのお話で分かったけど、サルベーンの最終目的って、まだ明らかになってない、よね? なってる?
サルベーンラスボス、なオチもありそうで嫌だな。セフィロスという前例もあるしな。でもそこまでの大物ではないという気もしなくもない……うぅん。
何だろうサルベーンに肩入れしたいんだろうか私。
あの人当たりの良さがどうにも肌に合わなかったんですが、このお話読んで印象が180°変わったもんな。
どれだけダメな人間が好きなんだ。
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アデルカと女神の契約。
キツイ出来事ばかりのこのお話にしては、ちょっと甘いなぁと思った。
アデルカ、こう申し上げるのは何ですが、死んだ方がマシ、な状況なような気もするので。
あるいは、放っておいても遠からず死ぬだろう、と。
生き延びても苦しいだけだろうあの状況なら、愛した女性のために死ぬって、そう悪いことでもないんじゃないのかなぁ。実際、彼はそう思ってる。
彼に関しては、幸せになって欲しい部類の人だったので、でもこういうお話ではそういう人ほど死んでしまうわけで、そういう意味から言えばこの甘さはある意味救いなのだろうかとも思ったり。
しかし女神、まぁ、世界の全てを生み出したのは女神だそうですので当然なのかもですが、タイアスがルトヴィア、オルがエティカヤしか守護してないっぽいのに比べて守備範囲が広いというか何というか。
アデルカ辺りがちょっとお祈りしただけで姿を見せてあげるって、やっぱり甘いんじゃないですか? 救いの対象がラクリゼだから?
なんていうか、ミュカの件もあり、サルベーンが可哀想……ってか、サルベーンがひどいことになるっていうのはそういうことですか!
+ + +
大河ドラマな雰囲気が漂って参りました。
サルベーンがバルフレア、というのに何かものすごく納得した。明らかな共通点ってないんですけどね。女たらしなとこ以外。愛して欲しい対象に愛されないってのはあるか。
それはさておいて、この作者の小説の読者さんが、他の作品を読んでもついこの話の面影を探してしまう、という気持ちが何となく分かるような気がした。だって本当にすごいもん。
アンゲルゼも面白いと思ったけど、さて、ここまで深みが出るだろうか。この作者さんの作品はこの二つしか知らないので、期待していいのかどうか量りかねる。期待していいのだったら本当にすごい作者さんだと思う。
次はカリエ編に戻るのかな。
何かまたザカールのお話らしいんですが。
てことは攫われるのか。
また拉致か。
まだまだヘヴィな展開が待ち受けていそうでドキドキです。
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ところで、このお話から逆算してみて思ったんですが。
カリエ編の二人って、もしかしてもう不惑なお歳ですか?
や、確かに、親子ほどの年齢差があるとか何とか聞いた覚えはあるのだけど、えー、ちょ、挿絵若すぎだろ!
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