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思わず一気読みした。


+ + +

まだ映画化されてないお話です。
ネタバレお嫌な方は避けて下さいましー。

+ + +

ハーマイオニー逃げて!!!

……や、まず最初にこれを叫んでおかないと。
でもこのエピソードって多分映画では削られるよな。
クィディッチ関連はカットされそうな雰囲気だから。
いやでも謎のプリンスの肝はこのこんがらかった人間関係な気がしなくもないから、もう少しマイルドな描写にして残るかな……?

でもハーマイオニー、ロンへの当てつけで自分を餌にしてはいけない……!


+ + +

本作、これは本当にハリーポッターシリーズか、と思いました。
だってハリーポッターシリーズといえば、冒頭は夏休み後半で、ダーズリー家で虐げられているハリーのシーンから始まるのが定番なわけですよ。ああぁまたこの親戚いい加減にしなさいよと苛々して始まるのが常なわけですよ。
なのに本作では早々にダンブルドアがハリーを迎えに来て、ダーズリー家の皆さんにちょっと意地悪な言葉をかけたりして、爽快感すら漂っているのですよ。

炎のゴブレットでハリーと対決したボーバトンの女学生フラーがロンの兄ビルの婚約者として再登場してロンのお母さんやジニーがピリピリしてたり。
ロンがクィディッチの試合で大活躍したり。
ジニーも大活躍したり。
そんなジニーを見てルーナが「あたしジニーが好きよ」と公衆の面前でマイク使用で告白したり。
ジニーが彼氏とのキスシーンを兄とハリーに目撃されたり。
それでハリーがモヤモヤしたり。
ロンが同級生のラベンダーと付き合い始めたり。
そのいちゃつきっぷりにハーマイオニーが苛々してたり。

何だろうかつてないこの微笑ましく穏やかな展開。
こんなのハリーポッターじゃない!


+ + +

勿論、ハリーポッターなのです。
前半が明るく楽しい雰囲気であればあるほど、後半が怖い。
今作で、ダンブルドアとの関わりを今まで以上に密にしていくハリー。
何やら癒えない傷を身に負って、弱っている雰囲気のダンブルドア。
ハリーがダンブルドアから色々教えを受けるに連れ、じわじわとイヤな感じが増していきます。
今までダンブルドアは、ハリーの庇護者としてほぼ無敵だったわけです。絶対的な盾であったわけです。
ダンブルドアがいれば安心。
ダンブルドアに任せておけば心配ない。
そんな存在だったダンブルドアが、ハリーを対等な魔法使いとして扱い、時には頼るような素振りすら見せるようになります。

これはマズイ。
これは、ダンブルドア死亡フラグだ。


+ + +

ダンブルドアと二人でヴォルデモートの軌跡を辿り、彼の魂が七つに分けられていると突き止めたハリー。その一つは秘密の部屋に出てきたトム・リドルの日記であったりして、七つのうち二つは既に破壊されているのだとか。
新たに発見した一つを手に入れるため、ハリーはダンブルドアと共にその在処へ向かいます。ヴォルデモートが仕掛けていた罠によりダンブルドアがひどく消耗させられましたが、魂を封じているロケットを無事入手。
ホグワーツに戻ったハリーは、衰弱したダンブルドアを看てもらうためスネイプを探しに城内へ向かいます。が、そこにドラコ・マルフォイが現れました。

ここに至るまでに度々起こった不穏な事件。それらは全て、ヴォルデモートの指示でダンブルドアの命を奪おうとしたドラコの仕業でした。
そして今、弱り切ったダンブルドアに杖を突きつけるドラコ。ダンブルドア自身の手により透明マントをかぶったまま金縛りの魔法を掛けられたハリーは、ドラコに気付かれてはいないものの、止めることも出来ません。
ハリーの眼前で、ひどく緊張した様子のドラコ。対照的に、落ち着き払っているダンブルドア。
ドラコが自分を殺すとは思わない、と口にしたダンブルドアに、反論するドラコ。けれどその顔は強ばり、杖は震えています。ヴォルデモートに家族を盾に取られているドラコには、そうするしか方法はなかったのです。
我々が保護する、と救いの手を差し伸べるダンブルドア。心が揺れている様子のドラコ。
あともう少しで、差し出された手を取る。ハリーには、ドラコの杖が下がったように見えました。
その瞬間に、しかし、死喰い人たちが駆け付けてきました。ドラコにダンブルドアの命を取るよう迫る死喰い人たち。けれどドラコはどうしても手が下せません。
そこに現れたスネイプ。スネイプは、ドラコが果たせなかった任務を自分が代わりに遂行するという誓いを立てていました。
スネイプは、ダンブルドアの「頼む」という懇願を無視して──あるいは従って──、死の呪文を、ダンブルドアに放ったのでした……


+ + +

死んでしまいました。
ダンブルドアは偉大な魔法使いなので、ハリーは勿論ですが読み手の私自身も、ダンブルドアが死んだと言うことが信じられません。
けれど、ダンブルドアは生き返ることはなく、葬儀すら行われてしまいます。
ヴォルデモートについて、自分の知る限りをハリーに伝えたダンブルドア。ハリーはその遺志を継いで、残り四つとなったヴォルデモートの魂を探すことを決意するのでした。


+ + +

息も吐かせぬ展開っていうのはこれのことを言うのだと思うよ。
すごいお話だった。

前半は恋愛絡みのあれこれでわくわくしながら読んでたけど、これはあれか、テーマは友情や信頼じゃなくて愛か。
ハリー←ジニーがいつの間にかハリー→ジニーになってたり、ジニーがものすごく綺麗なお嬢さんに成長してるらしくて異様にモテモテなのがちょっと気になったけど。
というわけでハリーの彼女はジニーで正解でした。やた!
でも、ロンに関しては色々言いたい。
ダンスパーティーのパートナーとか誰かと付き合いたいとかいう話になった時、特に意中の相手がいないのだったら、真っ先に候補に挙がるのって仲のいい友達=ハーマイオニーなんじゃないですか普通は? それが何で明後日の方向に行くかなぁ。

死喰い人たちがホグワーツに現れた事件で、ロンの兄のビルが応戦に来てて人狼に噛まれて大怪我を負うのですけども、その姿を見てロンのお母さんが「ビルは結婚するはずだったのに!」と嘆くのですよ。
それを聞いていたビルの婚約者フラー、「私がもう結婚したくないと思ったのですか? この傷は私の夫が勇敢だという印です!」と声を上げてビルの世話を始めます。
その後ろ姿に、結婚式の時には大叔母のティアラを借りると話すロン母。硬い声で礼を返すフラー。そして、抱き合って泣き出す二人。
このシーンでも、ロンとハリーはどうして二人が仲良くなったのか分からないという風にきょとんとしてたんですけど。
ええぇ分かるでしょう?
どこまで鈍感なんですかこの人たち!
ロンとハーマイオニーはハリーと一緒に魂探しの旅に出るそうなので。
少しは進展あるんだろうな勿論!

そういえば謎のプリンスはハリーパパかと密かに思っていたのだけど意外な人物だった!
てかあの本五十年前の物だと思ったのだけど、だからハリーは父親じゃないと結論付けたのだと思ったのだけど、プリンス自身はあれを新品じゃなくて古本で使ってたのかしら?
……あ、そうだったみたいです。お下がりだ。

スネイプの立ち位置はどちらなのか、結論は最終巻まで持ち越しですね。
スネイプは騎士団の味方でダンブルドアも生きている(生き返る)って展開になると思うんだけど。
うっかりドラコが味方になってハリーと一緒にヴォルデモートと戦ったり?
もっとすごいどんでん返しがあったらどうしよう!
期待してる!


+ + +

どうしようすごく続きが気になる。
日本語版の発売七月なんですよね。それが図書館に入って貸出が殺到して順番待ちして……って、待ちきれない!
図書館に原書あるんですけど。
それも貸出中っぽいんだけどでも日本語版よりは早く回ってくるんじゃないかという期待もあるんだけど。
か、借りるか……?(読めるの?)
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