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なんて言うか、すごい。


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ニコ動の作業用BGM聴いてるんですけど聴き入ってしまって作業にならないんですけどそれはどうしたら(知るか)

片翼の天使でシマリスは卑怯だ……!

+ + +

んー。
映画版の印象を、色々覆されました。


+ + +

ダーズリー家、映画版ではひたすら嫌な親戚で、ハリーこんな家早く出ちゃえばいいのにと思ってたんですけど、そこが実はハリーにとってとても大事な役割を担っていたとか魔法使いの姉を毛嫌いしていたペチュニア叔母さんがハリーの理解者で有り得そうだとか、色々つまびらかになりまして。
物語の冒頭で、ダーズリー家の皆に対し魔法世界のことをどうせ分かってもらえないだろうと思いつつ説明するハリーの言葉に、敏感に反応したのがペチュニア叔母さんだったのですね。
このシーンを読んだ時、急にペチュニア叔母さんが好きになりました。
ハリーへの態度は別に変わらないのだけども。
でも、マグルの世界に魔法世界のことを理解できる相手がいると言うことは、ハリーにとって嬉しい発見だったんじゃないのかなぁと思った。


+ + +

小説と映画と、どちらがより沢山の人に親しまれているのかは分かりませんが、でも、低年齢層に影響があるのは映画の方だろうと思うのです。
そのせいか、映画の登場人物は概ね「いい人」、描写もまろやかです。
映画のハリーは不幸な過去及び宿命を背負いつつもそれに決然と立ち向かう勇敢な少年だし、ハーマイオニーはそんなハリーを支える賢く優しい友人です。
でも小説では、ハリーは割と激しやすく頑固で、人の意見に耳を貸さない場面が多々あります。ハーマイオニーも、思いやりから忠告しているというよりは単に口やかましいだけという印象が先に立ちます。
そんな具合で、小説は映画よりもより現実に近いというか、負の部分の描写がかなり露骨です。
だからなんと言いましょうか、緊張状態の場面を読むのが、かなり、堪えるのです。

起承転結の起承辺り、まるで子どものイジメ的理不尽な出来事がこれでもかと言わんばかりに起こるので、読んでいて非常につらい。
本作では、魔法省から送り込まれた尋問官アンブリッジがホグワーツに圧政を敷いていくわけですが、それに対しハリーたちが一致団結して立ち向かうかと言えば、そうでもない。ハリーは自分が他人から信用されていないと思いこんでいるし、ロンやハーマイオニーはそんなハリーを気遣うと言うよりは恐れて、決然とした態度を取れない。
そんなギスギスした状況に感情移入してしまうので、つらくて、ビックリするくらい読む気になれない。
でも、そこを乗り越えると、すごいんだ。

後半、停滞していた状況が動き出してからの展開にはほっとする。
ハリーの苦悩は続くし明るい結末が待っているわけでもないのだけれど、八方塞がりで身動きが取れないよりはマシ。
フレッドとジョージには本当に拍手喝采を送りたくなった。二人が花火を鳴らして飛び去っていくシーンは、映画版を見た時にはまさか学校を捨てていったのだとは思わず……
勿論彼らはこの行為を自己犠牲などとは思っていないだろうけど、でもその覚悟というか決意というか、本当に本当に、男前!

死喰い人たちとの呪文合戦のシーンは、なんていうか。怖いです。
使われる呪文が、FFでいえば、コンフュとブレイクとストップとデス。
決まれば必勝、一撃必殺な呪文ばかり。
ごく稀にHPダメージ系の呪文も使用されてますけど、本当に例外的。敵を攻撃するためじゃなくて、敵の拘束から味方を解放するために使ってました。
こんな怖い呪文合戦、イヤすぎる。

シリウスの問題のシーンは。
映画版を見てなかったら、一体あの場で何が起こったのか分からなかったと思う。や、少し後まで読めば明記してあるのだけども。
でも、セドリックの時もそうだったけど、この手のシーン、あっさりしてるというかなんというか……これが味なのかなぁ。後からじわじわ来るのかも……?
少し後の、ハリーが、シリウスと話そうとして手を尽くすシーンがやりきれなかった。

予言ですが。
これ、ここまで引っ張る意味あったのかなぁ。
や、ヴォルデモートにとっては重要だったかも知れないけど、ダンブルドアがハリーに隠し立てする意味があったのかってことで。
ハリーとヴォルデモートが宿命的な関係にあるのはもう自明だし、今更殺す殺さないで大騒ぎする必要はないんじゃないかと思ったのだけれども。
何故ハリーがこの予言であそこまで衝撃を受けるのかがイマイチ分からない。
ヴォルデモートと対決して傷つかずにあるいは傷つけずに済むと思っていたわけでも、そもそも対決を避けられると思っていたわけでもあるまいし。

ラスト。
は、このお話で唯一ほのぼの出来るシーンだったのじゃないかしら。
ハリーのダーズリー家での待遇も少しはよくなるかしら。
フレッドとジョージはお母さんの理解を得られたのかな。
再会できてよかった。
ほっとする終わり方でよかった。


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ルーナ。
映画版に輪を掛けた変人だけど、でも、そうイメージとかけ離れてはいないかな。
ライオンをかぶってる様を想像したらちょっと萌えました(えっ)
決して幸せな境遇の子ではないのだけども、色々超越してて、ハリーもだから彼女に対してはほっと出来る部分もなきにしもあらず。
変人に変わりないから同類と見なされるのはイヤみたいだけどな!
今後もハリーのよき相談相手でいて欲しいと思いますです。彼女になるならそれでもいいけど、本命が他にいるから!

チョウ。
んー、彼女とのやりとりはですね。
映画では悲恋というか実らなかった初恋というか、そんな儚げな美しそげな表現が似合うのですが、小説では……なんだ、泥沼……?
ハリーにはまだ恋愛は早過ぎだったな、と。
そんな印象。
ごめんなさい小説読んでも彼女への印象は特によくなりませんでしたorz

ジニー。
秘密の部屋ではあんなにハリー大好きっ子だったジニー、何でもハリーを諦めたとかで、他の男の子とお付き合いしてました。終盤では乗り換えもしてたり。ジニー、何があったの!(悲鳴)
ヴォルデモートに取り憑かれたんじゃないかと心配するハリーに的確な助言をするなど、さばさばした頼れるお姉さん的雰囲気が出てきたのは素敵です。
それだけに、あれー、ハリーの彼女候補本命はこの子だろうと思ってたんだけど……まぁ、まだ続くし……?

ジェームズとリリー。
何でこの二人結婚したんだろう。ドラコ・マルフォイとハーマイオニーが結婚するくらい有り得ない雰囲気だったのに。
ルーピン先生辺りがフォロー入れてたけど、それだけの理由?
まぁ、嫌い嫌いも好きの内と言うしね?
正直、この二人のやりとりには萌えましたけどね?(ぇ


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次巻はいよいよ予備知識のない領域です。
わくわく読み進めたいと思います。
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