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図書館に行く用事があって、行ったからには何か借りようと思って借りてきました。
森博嗣著「もえない」「少し変わった子あります」。

+ + +

以前、あれはトーマの心臓でしたか、を読んだ時に、私もしかして森博嗣苦手かもしれない、と思ったのですが。
うーん、やっぱりそうなのかもしれない。
ていうか、読書傾向が幼いのかなぁ。
内容の不確かなお話は、読んでてなんかモヤモヤします。
ジャンル分けがしっかりされてる内容じゃないと、なんかピンとこないっぽいです。

例えばライトノベルだったら、恋愛であるとか冒険であるとか、はっきり明確なテーマ、テイスト、があるじゃないですか。
京極夏彦なんか凶器のように分厚い本ですけど、あれはミステリに分類されると知ってるからそのつもりで読んで、楽しめる。
森博嗣も、少なくともS&Mシリーズの頃はちゃんとミステリだったと思うんですけど。
上記二冊は。
何なんだろう。

最後まで読んでようやく「ああそういう話ね」と理解できたり、逆に最後まで読んで「それで終わりかい!」とツッコミたくなったり。
謎は提示されるけど別に推理小説じゃないし、なんていうか、掴み所がない。
どういうスタンスで読んでいけばいいのか分からない。
S&Mシリーズなら本筋の他に犀川先生と萌絵の関係にwktkする楽しみもあったわけですけど、そういうのも勿論ない。
主人公視点ではあるけれど感情移入がしにくく、従ってカタルシスもない。
どちらかといえば、拍子抜けというか。

何なのかな私は森博嗣に過剰な期待をしてるのかな。
彼の思考が面白くて彼の書く文章も面白いと思ったことが、確かにあったはず。でなければ今、彼の小説を読もうとは思わない。
でも最近は、読むたびに、がっかり感を感じる。
シリーズ物の続きはともかく、単品の小説は、読まない方がいいのかもしれないな(´・ω・`)
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